こんにちは!戦場体験放映保存の会 中田です。
来る9/20(日)に戦場体験証言集会&シンポジウムを開催します。
千人いれば千人の体験があります。
戦場体験とはきわめて個人的な体験です。
個人の視点で語られる戦場の実態こそが、戦争の実相をもっとも先鋭的に表します。
あの戦争の実相を知らない今の世代が、戦場体験を継承することはどのようにして可能か。
それを皆で考えたいと思います。ぜひお越しください。
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第4回 あの戦場体験を語り継ぐ集い
〜戦後70年の今とこれからを考えるために〜
日時: 2015年9月20日(日)12時開場、13時開始〜17時終了まで
会場: 日比谷公会堂 【入場無料】
現在、保存の会からの情報発信はこちらのサイトで行っておりますのでご確認ください。
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◆◆◆第1部 戦場体験証言集会 13時(12時開場)〜15時◆◆◆平均年齢90歳以上、「語らずに死ねるか!」の元兵士たちが語る● 勝ち戦は勝った勝ったという気持ちばかりで人を殺しても何とも思わない。悲壮な思いではあったけど、無我夢中。(95歳、ビルマ)
● 大鳳(空母)が突如大爆発。乗員もミイラのように焼けただれ、それでも横付けして戸板を渡し救助に当たった。(88歳、駆逐艦・磯風)
● これから討伐に行くから、焼くな、犯すな、殺すなと言われた。はっきり言って全然守れなかったんじゃないかと思う。(93歳、中国)
● 戦車に飛び込む人間地雷に「賛成」と書いて提出。回答を集めた区隊長は初めてにっこり笑い、全員希望したと。(86歳、陸軍少年飛行兵学校)
● 帰って来たばかりの零戦の下にもぐり、針金で爆弾を縛って、「これが二度と帰らぬ証だ」と少々興奮気味で飛び立って行った。(91歳、偵察員)
● 夜中にパッと立ち上がって、「汽車が出るんですね、家に帰れるんですね」「みそ汁が食べられるんですね、ぼた餅が食べられるんですね」そんな事を言ってバサッと倒れて死んでいく。(86歳、少年兵・シベリア抑留)
◆◆◆第2部 戦後70年シンポジウム 15時20分〜17時終了◆◆◆
小熊英二さん
歴史社会学者、慶應義塾大学教授(歴史社会学・相関社会科学)。「〈民主〉と〈愛国〉−戦後日本のナショナリズムと公共性」、「生きて帰ってきた男」など著書多数。大佛次郎論壇賞、角川財団学芸賞などを受賞。1962年生
川村湊さん
文芸評論家、法政大学国際文化学部教授。著書に「戦後批評論」「戦争はどのように語られてきたか」(共著)、「文芸時評1993-2007」、「戦争の谺 軍国・皇国・神国のゆくえ」など多数。読売文学賞などを受賞。1951年生
栗原俊雄さん
毎日新聞社記者。「シベリア抑留-未完の悲劇」や「遺骨―戦没者三一〇万人の戦後史」など著書多数。2009年「疋田桂一郎賞」を受賞